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企業が自社サイトで求人のためにと作った動画について相談を受けました。

スタッフのインタビュー動画だったんですが、作った会社さんはもともと映像のプロではなく、どちらかというと広告代理店的なところで、クライアントからは想像と違うと言われて困っているのだそうです。

インタビューされているスタッフの声が、環境音と反響音に邪魔されまくって、ほとんど聞こえない状態でした。

動画は今や企業や個人でも気軽に作って発信できるツールになりましたが、正直言いまして、マラソンに例えれば市民マラソンにエントリーして、参加したにすぎません。趣味でのマラソンなら、参加することに意義があるでいいんですが、企業が作る動画となると、ちゃんと目的を果たせるように作る努力が必要だと話しました。

今回はすでに撮ってしまっているので、音だけを取り出して反響音や環境音を抑える処理(はっきり言いましてかなりの職人芸です)をして、質問内容も常にテロップで出しておき、しゃべっている内容を字幕のように表示させる。

こうすれば、しゃべっている内容がかなりよく伝わるようになります。

あとは今後について、ロケ場所の選定方法と簡単な照明やカメラのセット位置、マイクの基本的な知識をお話しました。普段からお付き合いがある方なので、特別サービスです(笑)

作り直しをうちでうけるかどうかは、修正予算が出るかどうかによります。

困ってからの修正は、かなり余分な費用がかかってしまいます。ワタクシも限られた費用の中でいろいろと工夫して作る努力はしますが、それはすべて、プロとして当たり前のことだと思っています。