欲しいのは、実は“持続力”。

光触媒の抗菌剤について、販促企画をまとめるにあたりいろいろとアイデアは出ているものの、まだまだ「実際に使う人の意見」というものが欲しくて聞いて回っております。

その中で、某博物館的施設で働く女性に話を聞いたところ、いろいろと勉強になりました。彼女の場合は、お客様の入場時にチケットや代金のやり取りが主な仕事なので、精算時に触れるものがとても多く(お金、クレジットカードなど)、その都度アルコール除菌では仕切れない。また、繰り返し除菌することは頑張ればできるものの、手肌が乾燥してガサついたりするのも気になる。

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そこで二人で話していて生まれたアイデアが「布手袋に抗菌剤をスプレーして除菌し続ける状況を作る」でした。運転手さんとかが使う白いコットンの手袋ですね。博物館系のスタッフなら手袋をしていても問題ありませんし。

ワタクシとしては、アルコール除菌を否定するということではなく、「適材適所」という意味では、手肌への刺激もなく、除菌能力が24時間続く光触媒抗菌剤は、とても有効な使い方ができると思いました。

出入り口のドアや、トイレ、イス、来場者が触れる展示物や手すりなどなど、多数の人が触れる場所に塗っておくのにとても適しているのです。もちろん彼女のケースも、手袋に光触媒抗菌剤をスプレーしてあればほとんどの問題は解決します。

メーカー側でも、マスクの表面にスプレーすることが愛用法の代表例だと言っていました。確かにウィルスは小さいのでマスクの繊維の間をすり抜けてしまいますが、表面に除菌し続ける能力があれば、ウィルスがついてもその場で除菌してくれます。

飲食店の新たな営業ガイドラインでも、「水ポットや調味料入れをその都度アルコールなどで除菌」とありましたが、これも光触媒抗菌剤なら営業開始前に塗っておけば手間をかけずに除菌し続けてくれます。

今後の感染症対策の標準にしてもいいと思いました。

 

除菌のこと。

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まだまだ気を許せないコロナ禍。1日も早く終息することを願ってやみません。

世界的にも「除菌」に対する意識はとても高くなっているかと思います。

光触媒の除菌・抗菌剤の販促をするにあたり、改めて除菌について調べてみたので記事にしておこうと思い立ちました。

 

まず、知名度順では、

「アルコール除菌 > 次亜塩素酸水 >銀イオン > 光触媒

ってところでしょうね。それぞれの特性を考えて、結論はおおよそ光触媒が機能のほとんどを兼ね、人体への影響も少なく、使用頻度からコストパフォーマンスも高いと思いました。

アルコール除菌は、ワタクシが利用する飲食店のほとんどが導入していて、来店時に手指の除菌をするように促されます。使うとすぐに揮発するので、スーっとしていかにも「除菌してるなぁ」という気持ちになります。誰もが知っていることも大きな安心材料ですよね。

次亜塩素酸水はヘタするとコロナ禍のおかげ?で知名度(除菌剤として)がグッと上がったのではないでしょうか? 材料は誰でも手に入れられるようですが、注意点としてはプロがちゃんと調合したものでないと人体への影響が心配になることです。

銀イオンもコレラ治療に利用されたりして、高い殺菌力や持続的に除菌する抗菌効果が特長です。後発の部類なので、知名度では光触媒と同じく、まだまだこれからといった感触でしょうか。人体への影響も極めて少ないとされています。

そして最後が光触媒。簡単に言えば、塗ったら光を浴びることでウィルスや有機物を酸化分解し、水と二酸化炭素にしてしまうもののことを言います。ワタクシが預かっている商品については塩素系(次亜塩素酸水)の約2倍の除菌力があり、実に24時間も除菌能力を持続できるのが最大の特長。室内の光であっても効果が発揮されます。

こうやって調べてみると、実は銀イオンか光触媒が結局のことろ使いやすく、目的も果たしやすいと思いました。例えば飲食店であれば、不特定多数が触れる出入り口やトイレのドア、調味料入れ、箸ケース、カウンターやテーブル、イス、スタッフの呼び出しボタン、券売機、精算時のマネートレーなどなど、人が触れるたびに除菌しきれない箇所がとても多く、吹きかけたときだけの除菌能力では目的の半分しか果たせませんし、消費スピードも速いので相応の量をストックしておかねばなりません。

それに対して銀イオンや光触媒は持続性がある。特に光触媒はこの持続性と除菌能力の高さを売りにしているので、飲食店なら開店前に塗っておけば、丸一日効果が持続します。もっとも、お客様に安心してもらうためにも入れ替わりに合わせて除菌しているというアクションが必要かもしれませんが。ワタクシであれば、「24時間除菌継続中」といったポップで除菌していることをアピールします。

医療機関でタッチパネルから感染が広がったこともあります。飲食店でなくても工場、オフィス、商業施設、介護施設医療機関、役所や学校、そして自宅も、複数の人が同じ箇所や端末に触れる機会は無数にあるわけなので、一番重視することは除菌能力と“持続能力なのです。

ついでに書いておくと、光触媒の利用例に「マスクにスプレー」というのがあります。コロナウィルスはマスクの網目よりもかなり小さいので、マスクは簡単に通過してしまうんですが、表面に光触媒を塗布しておけば、触れたときに除菌されるんですね。手作りマスクブームもありますので、繰り返し使うマスクにも利用できます。

手に入りやすさは圧倒的にアルコール除菌と次亜塩素酸水が高いようですが、これからワタクシも頑張って、皆さんが「選べる」ようにしていきたいと思います。

 

オープン予定が無期延期?

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飲食店にも、とても大きな影響を及ぼしているコロナウイルス。先日、オープン予定の浜焼きの店で店長になる予定だったという人とお話する機会がありました。

彼は新しい店を切り盛りするためにそれまでの店長の仕事を引き継ぎ、これからオープンさせる店の準備に走り回っているところだったそうです。

テレビに映し出される中国の惨状を観つつ、本人も「日本はさほど影響は出ないだろう」と対岸の火事くらいにしか思っていなかった。ところが、ふたを開けてみれば店のオープン準備も早々に計画がストップ、仕事が目の前からなくなってしまいました。

コロナウイルスの初期報道では「気温が上昇すれば自然に収束する」と言われていたものの、世界的な感染分布をみてみると、アフリカの南の方まで感染が広がっている。つまり、気温の上昇とともに収束する、という考えは間違いだと感じ、急激に不安に襲われたそうです。

ワクチンはいまだなく、日本でも感染が進む。この状況を受け、所属する会社の許可を得て、派遣バイトを始めた彼。しかし、どんな業種であっても人が集まる場所で感染者が出ればすぐに業務が止まってしまうため、不安な毎日。

幸い、今派遣されている仕事現場は今のところ影響はなく、ひとまず1か月の短期と希望を出している。3月も後半に差し掛かり、コロナウイルスの収束はめども立っておらず、来月以降も派遣できないかと交渉しているという。その派遣先はちょうど春先が繁忙期で、例年なら4月も人手不足ではあるのだが、100名以上が働き、外部との接触もある職種なため、本人としてはいつ感染者が出てもおかしくないと感じている。

自分の生活を守るためにも、派遣先に感染者が出ないよう祈る毎日だそうです。

驚いたのは、その派遣先がコロナウイルスの影響に対してあまりにも無関心なこと。毎日朝礼をしているが、感染予防の啓発や近隣での感染者情報などはなく、まるで何事も関係ないがごとく業務が始まっているという。感染者数では上位の愛知県の企業なのに、である。

願わくば、1日も早くコロナウイルスの猛威が収束して、彼が担当する浜焼きの店にも食べに行けるようになってほしいです。

今、できることはなにか?

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新型コロナウイルスの猛威は今のところ「出口の見えないトンネルの中」ですね。

1日も早いワクチンの完成を望んでいます。

さて、そうは言っても毎日の営みはあるわけでして、ワタクシも企画者として「今、なにをするべきか?」と自問自答しています。

今日は実質的に職を失った旅行代理店の関係者とお話しまして、自分がちょっと冷静さに欠いていたなと思わされたことを書きます。

いつなのかは誰にもわかりませんが、新型コロナの収束後について、考えるのこそ今であり、そのための時間や打ち合わせをしやすいのも今だと思うわけです。なかなかバタバタしていてってのは重々承知の上で、です。

例えば旅館やホテル。お客様に迷惑がかかる補修やリフォームをするなら今でしょう。お客様が来ないのがわかっているのですから。もちろん、そのための資金繰りもこんな状況だからこそあらゆる方向から可能性を探るしかありませんが。

観光地についても、言われてみれば顧客へアピールしたい内容をしっかり煮詰めたりロケや取材をしたりするのも、観光客がたくさんいない今だからこそやりやすい環境なわけです。

不安を煽るばかりでは、正直なにも良くなっていかない気がするので、答えのない議論を続けるよりも、収束後にどんな挽回を仕掛けるのかを考えることに使うほうがいいと思うのです。

もちろん、そのために日々の生活費をどう確保するのかも考えなくてはなりません。一旦止まってしまったビジネスが再び動き出すとき、状況が元に戻るにも時間がかかるでしょうから、この時間を使って作戦を立てたいところです。

フェイスブックページにて、「困ったときはお互いさま企画」と題してご紹介料を出していただけるお仕事をいくつかご紹介させていただいています。今は、方法にこだわるよりも実益、生活費や売り上げ補てんに少しでもつながることをしたいと考えたからです。

おかげさまでいくつか問い合わせをいただきまして、条件がそろえばお仕事が成立、ご紹介料を出せる流れになってきました。今後も業種の幅を広げて、少しでも助け合う流れができれば幸いです。

●困ったときはお互いさま企画 Facebookページ

https://www.facebook.com/困ったときはお互いさま企画-101479988147594/?modal=admin_todo_tour

店舗のピンチを救う可能性。

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コロナウィルスの猛威の影響で、日本全国がピンチと言っても過言ではありません。

先日緊急企画として関係者にメールした紹介案件もいくつか問い合わせをいただきました。

美容系で主に中国でビジネスをされていた方も、今は日本にとどまらざるを得ず、取り急ぎで派遣バイトを始めたと聞きました。休業を申告し、スタッフに自宅待機をお願いした会社もあります。

さしあたって、飲食店への影響に関して、売り上げを補てんできそうなアイデアがあります。店舗や家屋、社屋などをお持ちであれば、補てんの可能性が高いと言える企画です。

飲食店は特に、売り上げはなくとも仕入れ分の支払いが発生するため、客足が遠のけば有無を言わさず大ピンチ。ワタクシとしては、少しでもその補てんになればと動いておりますので、ご興味があればご相談ください。

また、基本的にFacebookは友達に限定公開しておりますので、直接お知り合いでない方をワタクシにご紹介いただければ対応いたします。

 

◆株式会社アースウイングミュージック

企画開発部

内藤康伸

earthwingmusic.naitou@gmail.com

080-4962-2206

お願いだから懲りてほしいこと。

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わかっているつもりでも、なってみないと“思い知らない”と強く感じました。

 

火曜日から木曜日までハードワークで、乗り越えて帰宅途中のこと。送っていただいた方のクルマの中にスマホを忘れるという事件を起こしました。もうね、大事件ですよ。

 

降ろしてもらう場所のすぐ手前の交差点で止まったので、自分から「ここで降ります。ありがとう」と告げ、さっそうと降りたまでは良かった。相手にも毎回送ってもらっていたので、少しでも早く帰ってほしいという思いからでした。

走り去るクルマに手を上げて挨拶し、歩き始めて数歩。

スマホがポケットに入っていない!

瞬時にクルマの中の出来事がフラッシュバック。降りる数分前にスマホを見た時、会話しながらドアポケットの取手部分に置いてしまったのです。クルマはすでに遠く離れ、さらに進んでいく後ろ姿。

近くのコンビニまでダッシュ(何年振りか・笑)するも、公衆電話はないんですよねぇ(笑)。自分のスマホにかければ気づいてもらえると考えたんです。幸いにも走りながら自分の番号は言えたので(笑)

さすがに家まではちょっと距離があるので早歩きで帰宅し、すぐに自分のスマホにかけてみましたが、コールはすれども出ない。すでにクルマを降りていたのでしょう。

さて、すぐに打てる手はうちました。相手の自宅番号も知らない、スマホ番号も覚えていない。自分のスマホにかけても出ないので、翌朝に相手のスマホ番号をなんらかの形で突き止めるか、気づいてもらえることを期待して自分のスマホにかけなおすか。

ここで問題なのは、ワタクシのスマホのバッテリーがとても短距離選手化していること。こまめに充電コードにつなぐことと、バッテリー残量を気にする癖はついているので、最後に使ったときは確か87%だったと記憶している。果たして、翌日の朝、どれくらい電力が残っているのか?

不思議なものですが、人間とはすぐにマイナスなことを考えてしまうんですよね。一通り考え終わってから寝る準備が済むまで、考え終わったはずなのに脳が勝手に考えちゃうんです(笑)

「明日の打ち合わせまでに相手の都合が変わったらどうしよう」とか「ドアの取手に置いた記憶が間違いで、降りた場所で落としてないだろうか?」とか「バッテリーって完全になくなったらデータ飛ぶかな?」とか。

ここまでが昨夜の出来事で、今日は打ち合わせのお相手に連絡して事情を話してリスケをお願いして、午後に連絡がついて無事に取り戻し、たまっていたラインメッセやらメールやら着信やらに謝罪と感謝を伝えて、落ち着いたところでこの記事を書いている、というわけです。ご迷惑をおかけした方々、スマホをわざわざ届けに来てくれた方、みなさんのご厚意に深く感謝するとともに、こういう経験はワタクシだけで十分だと思うので、言っておきます!

以前に、ほぼ全員がスマホやっている電車内を見て「スマホが人間を連れているみたいだ」と書いたことがありましたが、ワタクシ自身もスマホがないとほとんどなんもできないと思い知りました。ある方からは「スマホをなくすって、ある意味新型ウィルスよりも恐怖ですね!」とご意見いただき、まったくだ、と思いました。

と、ここまでなら経緯の記事。しかしワタクシ、企画者のはしくれですので、「で、どうするか?」のほうが大事なんです。ひとまずは家族とキーになる方の連絡先を手帳に控えておきました。スマホの中身(連絡先)をチェックしてみて、まだ方法はこれから考えますが、クラウドサービスのバックアップだけでは不便すぎるので、データのバックアップをPCで見られるようにもしておきたい思います。

ああ、怖かった(笑)

医師の「余命宣告」に学ぶ。

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どう書いたらわかりやすいのか、まだ明確な答えは出ておりませんが、ひとまず世間の流れというか、どうにも逆になっているように感じます。

例えば納期の設定。

多くの人は「早く納品しなければ!」と思うからなのか、可能な範囲で早い日時を設定してクライアントに伝えたりします。そして、なにかしらの問題が起きれば「遅れます」と伝えなければならない。果たしてそれで評価を得られるのでしょうか?

同じ日時に納品するにしても、早めを伝えておいて延期するのと、最初から確実に間に合う日時にしておいて、変更なく納品するのでは雲泥の差があります。同じ日時に納品したのに、です。後者なら、あらかじめ聞いていた日程よりも早くもらうと嬉しいですしね。

もちろん、納期を決める上で諸事情により猶予がないこともありますが、この例が一番わかりやすいかと思って書きました。

しかも、毎回延期の上で納品していると、クライアントは「あそこは納期が遅れる」とレッテルを貼ってしまいます。人は予定通りにいかないと基本的にはストレスを感じます。仮に競合が現れた場合、お仕事を切られる理由が一つ増えてしまいます。

ワタクシは常々、このパターンの話を聞くたびに、医療系ドラマの余命宣告シーンを思い出します。

医師が余命を宣告するとき、確実性のないことは言いません。なにせ命がかかっていますから。患者やその家族にとっても、想定外の死は影響が大きいので、確実性のあることしか聞きたくないでしょう。

この余命宣告から学べるのは、命のかかった問題だから。つまり、究極の選択の答えの出し方だと思っています。一見どちらでもいいと思えることでも、深く考えれば同じような判断になるはずです。

時間の約束も、できるかどうかの返答も、感染症の広がりを抑えるべき場面でも、すべての場面で確実性のあることを優先することは、目には見えなくても大きなメリットを生みます。いや、むしろこういった判断を安易にすることは、目に見えないデメリットを背負うことになると思うのです。