興味があるクルマ。
自分で所有したいとかそういうんじゃなく、単純に気になるクルマというものがあります。
そのひとつがトヨタのクラウン。
乗らせていただいたのが50周年モデルで、乗り込んですぐに目に付いたのがこの〝50th Anniversary〟のロゴ。
50年前は(かろうじて・笑)生まれていませんでしたが、免許を取得したころには高級車の代名詞としてはじめの方で車名を覚えた記憶があります。
ミニバンと軽自動車、SUVやハイブリッド車で溢れかえる今とはまるで違い、当時はオーソドックスな3ボックスカーが自動車の代表格で、トヨタにしてもセンチュリーは別にして、クラウン、マークⅡ、チェイサー、クレスタ、コロナ、カリーナ、カローラなどなど、本当にたくさんラインナップされていました。
その中で、クラウンとカローラは、世代交代したら一度は乗っておきたい、という意味で常に気になっていたんです。
今でこそ、レクサスがブランドとして成功を収めていますし、乗ったら乗ったでその良さは実感しています。ですが、高級セダンとしての熟成は販売され続けてきたクラウンに乗ってこそ、よくわかるんです。
エンジン音も加速フィールも、装備のひとつひとつもすべてが〝滑らか〟で、スポーツカーとは別の意味で、上質なクルマに乗っていると感じることができる。
こういうクルマに乗るチャンスがあると、自分の中のクルマ感覚が、好き嫌いとは別の方向から刺激されるようで、とても楽しくなります。ある意味では、自分の中の高級車のモノサシがクラウンなんでしょうね。
ちなみにオーソドックスなクルマのMyモノサシはカローラセダンとVWゴルフ、ハイブリッド車はプリウスですが、そろそろSUVのモノサシも必要かもしれませんね。
余談ですが、クラウンについているエアコン吹き出し口の〝首振り機能〟は秀逸だと思いました。高級感だけでなく、昨今の炎天下であっても風を散らしてくれるのは、乗る人に優しい装備です。
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